私たちは、港町神戸の長田区で営む小さな工房です。
布や革を使った手仕事を中心に、依頼を頂いた商品の制作から、オリジナルの商品開発、そして販売までを仲間と楽しく行なっています。
はじめたきっかけは、施設長の兄妹が事故で障害を持ってから、障がい者が社会参加する場所が少ないことに驚いたことです。それ以降、生産活動や販売を通して社会に参加をする機会を創造したいという想いで、2000年に小規模作業所を設立し、2011年に就労継続支援B型に移行して、今日に至ります。これからも初心を忘れず、大切な仲間と共に少しでも社会参加する場を広げられるよう、活動を続けて行きます。
私たちの仕事は、縫い物や裁縫、革製品の加工です。
糸や針、ミシン、ハサミを使い、丁寧な作業をします。
その人に合った工程(作業)を選び、スタッフと共に作業を学び、みんなで一つのものを仕上げていきます。安全第一で、サポートをするスタッフが常に作業の向上を見守っています。
カタカタとなるミシンの音。
サーっと流れるような布を切る音。
そんな音も響く、静かで落ち着いた環境の中です。
自分のペースを崩さずに、集中してものづくりに取り組みたい方が、多く集まっている。そんな工房です。
私たちと共に働く仲間も、商品制作の依頼先の方も、ほとんどが神戸の人です。地域の人々に寄り添い、柔軟に働き、柔軟にものづくりをする。また、自らもオリジナルの商品を開発して販売する。これが長年続けてきたスタイルであり、私たちの喜びであります。
革の取っ手付きバッグ
大きなカバン
ポケットティッシュ入れ
ポケットティッシュ入れ
お化粧用ポーチ
それぞれの人に、向いている作業や、体調などを考慮して、柔軟に仕事をしています。例えば、縫うことが得意な人は裁縫、正確に切ることが得意な人は、裁断をという具合です。働く時間も、「午前中だけ」や「○曜日だけ」という方もいます。